As London as possible

ロンドン駐在生活を200%楽しむ

The Royal Exchangeでランチ

Cityと言われるロンドンの金融街に1571年からあるThe Royal Exchange。今の建物になったのは1844年。歴史的な建築物だ。

現在はブティックが並ぶショッピングセンターとなっている。

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中の吹き抜けのエリアに、Fortnum Maisonの小さなバーがあって、軽食が楽しめる。老舗のF&Mのお茶を優雅に楽しむ人、ビジネス面談をしている人、出張バッグを持ってエスプレッソを急いで流し込む人。Cityなだけに色々な人の様子が見られて面白い。

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ベリーニを頂きながら周囲を観察。ふと、振り向くとこんな重厚感ある背景が。
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歴史ある場所に来たからには、イギリス料理を。ということで、スコッチエッグ。ジューシーなお肉とチャツネとの付け合わせが絶妙。カレーに福神漬けをつけるような感覚? 
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この証券取引所の歴史を感じながら、頬張ったスコッチエッグはなんだかイギリスらしい味がした。

Nativeから教わる英語 2

1月後半から再びWorking from officeと在宅勤務とのハイブリッド生活へ。怒涛の英語特訓だ。駐在開始時に比べて大分わかるようになったとは言え、「あぁ悔しい、うまく言いたいことが言えない」「そんなに反射のように言葉が出てこないよ!」と歯がゆい思いをしたり、場合によってはもっと初期レベルで「ん?なんだそれ?」と思考停止に陥ることはまだまだ多々ある。

 

では、前回投稿(*)に引き続き、どのような表現や単語を私の脳みそをフリーズさせてしまったかここで紹介する。

 

*前回投稿

aslondonaspossible.hatenablog.com

 

1.Big time

大きな時間?いや、これ、口語で「とっても」という意味なのだ。「あのプロジェクトは大変な思いをしたよ。めっちゃね。(Big time)」という具合。ネットで調べると良い意味で使われることもあるようだが、私が聞いたのはあまり良くない話のときが多かった。

 

2.Shambles

複数形のsがついているけれど、単数扱い。カオス、という意味。例えば、「What a shambles the meeting is! (滅茶苦茶な会議だなぁ!)」。Shamblesと言えば、Yorkにある、昔肉屋の通りであった、物凄く狭い路地を思い出す。昔は屠殺場の意味という単語だったようだ。相変わらず皮肉が伝統芸能のイギリスだこと。

 

3.Dodgy

これ頻出!怪しい・不審の意味。「あっちのエリアはDodgyだから」「あの人の態度はdodgyだ」など。もう大分使い慣れた単語ではある(ニュアンスが通じると嬉しい!)

 

4.Crack on 

取り掛かるという意味。何もなかったところに、がしゃんとひびを入れるイメージで、何か始める感じがして、私は結構使っている単語。「Anyway, let's crack on」。

 

5.  Magic!

何か書類を送ってあげたら「Magic!」と言われた。「素晴らしい!」という意味のイギリス俗語だそうだ。大袈裟な、と思いながらも少し嬉しい。

 

 

 

仕事で無理して口語を使う必要はないのだが、意味がわからないとそこで置いてきぼりになってしまうので、たかが口語と思わずに吸収していこうと思う。今年の目標は「気づきやアイディアを流さない」なので、ホワイトボードを買い、気になったことをそこに書き留めている。今、目の前に殴り書きの「big time?」という文字がこっちを向いている。

 

「あぁ駐在中は英語に苦労したよ、Big time」と数年後言っているのだろうか。

ケンブリッジへ日帰り

2000年に訪れた以来のCambridgeに週末日帰り旅行をしてきた。実際歩いてみると、記憶が頭の奥の方の引き出しから蘇るものだから、不思議なものだ。

 

意外と駅からキャンパスまでは遠いのだが、学生街の雰囲気もあり、通りには人がいっぱい。

 

ケム川沿いの景色、ケンブリッジ大学、ニュートンのリンゴの木(その子孫)、と見所沢山。とても寒い日であったのに拘らず、ケム川のボートは大人気で列をなしていた。

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リンゴの木の下には満開のクロッカスが。

 

ちょうど水仙も咲き始めて、太陽が眩しい。大学ができた時もきっとこの景色は変わらないのだろう。自分の大学の、なかなか風情ある古いキャンパスも好きだったのだが、こちらの歴史と貫禄には到底叶わない。権威ある格調高い建物が立ち並ぶ街を歩いていると、もっと勉強しなければという気持ちに自然となった。

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お花屋さんのWorkshop

今年は、健康で丁寧な暮らし、を目指している(再掲)。平日の夜だって充実させたいと思い、先日行きつけの花屋さん、Moyses StevensのWorkshopに夕方から参加してみた。

 

店内の奥が広くなっていて、大きなテーブルと大量のお花!Workshopの人数は5人とこじんまり。今回のテーマはブーケ。ドーム型になるように、左手(右利きの方は)の指二本を使って、斜めに花を入れていく。店員さんがお手本を見せてくれながら説明をする。「この子(バラ)とこの子(カーネーション)は一緒の方が良いのよ・・・あ、自分お花に話かけていた!」なんてお茶目なことを言っていた。

 

今回は夕方色のバラ、Dusty pinkのカーネーション、ブルースター、リモ二ウム、ワックスフラワー、キンギョソウ、それと緑が2種類。正直言って初め「オレンジに水色って合うの・・・?」と思っていたが、「オレンジ~ピンクの暖色系で統一されたところに、ブルースターが"Sparkle"のように散りばめられているようにデザインしたの」という説明を聞いたら、もう至極納得。これが程よい個性を出してくれている。

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手で持ちきれないようなサイズのブーケが出来上がった。家に帰ってからも、復習しながら再度束ねて活けてみる。冬の気温のおかげか2週間もってくれた。 

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痛んだ花も小さくして、別の花瓶に飾ったり、前から家で飾っていた子たちと混ぜてみたり。

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隣の人と会話しながら作るのも楽しかった。他にも単発の習い事を今年は予定しているので、後日レポートしようと思う。

 

 

Snow dropを探しに

この週末はWelford Parkというところへ行ってきた。春を知らせるSnow dropが満開だというのだから、絶対見逃せない。

 

Paddington駅から電車で1時間ほど行ったNewburyから更に車で15分程行ったところにある。もともとは修道院の敷地であったが、ヘンリー八世の修道院解散令の影響で、王の狩りの場所に変わり、その後Jones家のものとなった(イギリスの国土の至るところにヘンリー八世は爪痕を残している。ここもか)。今はSnowdropが咲く時期だけ、今年は2月2日から3月6日までの間、一般開放してくれている。

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ブナ (Beech)林に所せましに植えられたSnowdropは真っ白い絨毯のようだ。

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一つずつのお花も見たくて顔を近づけて見ると、俯いて咲く可憐な様子に心を奪われる。

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まだまだ寒いが、太陽の日差しが少しずつ力強くなってきたイギリス。幸いこの日は青空を拝むことが出来た。日の光できらきらと光る花びらが美しくて、色々な角度から眺めて過ごし、気づけば1時間半ほどほどいた。

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敷地内には、臨時Tea roomのテントも出来ていて、中ではSnowdrop柄のエプロンを来た女性たちがケーキや紅茶を販売している。Lemon Drizzle(しっとりレモンケーキ)、Fruit Cake(スパイスとドライフルーツたっぷりのパウンドケーキ)などイギリスらしいケーキが並んでいた。お昼を抜いてきたので、ケーキを少し頂いて休憩。町内会の休憩所かのように老若男女がゆっくり過ごしていた。 こういう空間はいかにも英国らしい。

 

いよいよ春到来。帰り道にミモザが咲いているのを見かけた。さぁ次はどこへ出かけよう。

London最古のレストラン Rules

Londonの中心地、Covent Gardenにある1798年開業の老舗レストランRules。007のSpectreという映画で使われていたのが印象的で、一度は訪れてみたいと思っていたお店。

rules.co.uk

12月は予約がいっぱいだったが、1月初めのディナーの席がやっと取れた。中は絵画がぎっしり壁に飾られている。まだクリスマスデコレーションも残っていたので、赤いソファーや絨毯がホリデイシーズンにぴったりな華やかさと重厚感を放っている。周囲はご年配の方が多く、特別な機会として訪れている様子だった。我々もおしゃれをして臨んだ。

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ここは生粋のイギリス料理が食べられるというので、前菜に生のOysterを少量頼み、メインはステーキとステーキパイを食すことに。世にある「イギリス料理は美味しくない」という先入観はあまりにも失礼だし、ここの料理を食べてみてからいいなさいな、とツクヅク感じた(イギリスは美味しいもので溢れている!!)。ローストビーフに挑戦したかったが、量が多くて断念した。ジビエ(Gameという)も試したかったが、もうお腹がもたない。また訪れる口実が出来た。

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食後はデザートは入る気がしなかったが、ただのコーヒーではつまらないので、Espresso Martiniを注文。泡がクープグラスになみなみに注がれて運ばれてきた。美味しい・・・!ほろ苦さとアルコールのパンチが絶妙だ。

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おなかいっぱいでレストランの扉を開けて、外の現実の世界に出るときの幸福感たるや。

GoringでAfternoon teaを

イギリスと言えば、アフタヌーンティーが有名だ。3段重ねのお皿、紅茶でゆーくっり午後の時間を過ごす。田舎のマナーハウス、美術館、カフェ、ホテル、と様々な所で提供されている。

 

年末のBoxing day (12月26日)はGoring Hotelでアフタヌーンティーを満喫してきた。Goring HotelはBuckingham Palaceから徒歩1分のところにある王室御用達の5つ星ホテル。

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重厚感溢れるラウンジを超えたところにある庭園に面したガラス張りのお部屋。他のお客さんもあまりいなくて、静かだ。インテリアも統一感があってよい。

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ロゼプロセッコで乾杯した後に、早速頂く。Holiday仕様で、ケーキはクリスマスの模様、サンドイッチにはクランベリー&ターキーも入っていた。

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スコーンもしっとりしていて、美味しい。ジャムも2種類つけて、楽しむ。サンドイッチは、サーモン、卵、ハム、ターキー。こんなに美味しいサンドイッチは久しぶり…というわけでお代わりを注文。

紅茶もお湯を足してくれるので、たっぷり飲める(他のレストランでは、一杯までだった)。ケーキも一口サイズでかわいらしい。

 

余ったお食事は箱につめてくれた。翌日のコッツウォルズ旅行の車中で頂いた。電車のボックスシートでGoringのサンドイッチやケーキを朝ごはんに出来るのは何て優雅なんだろう。二日間楽しませて貰った。