王立植物園 Kew Gardens
ロンドンの中心部の所謂観光地、ではないけれど、イギリスらしさが感じられるところとして、Kew Gardensをお勧めしたい。
Richmondというテムズ川沿いの高級住宅街のそばにあるこの王立植物園は、広大な敷地に温室、種保存研究所から、森、池、宮殿、と様々なものが詰め込まれたところだ。英国の「探索と植民地化」の歴史がここでも見られ、世界各地から集められた珍しい植物が栽培され、研究もされている。
四季それぞれ全く違う表情を見せるだけに、いつ行っても面白い。
例えば、春。まだ寒い頃、Blue Bellという美しい花が一度に咲く時期がある。
ミモザの大木がふさふさの黄色のボンボンを付ける時期も素敵だ。
秋、道に落ちたポプラの葉っぱをざくざく踏み分けていく季節もそれはそれでよい。真っ赤な実と、それを狙う小鳥たちのさえずりが、静かな秋を賑やかにしてくれる。
そして最後お土産屋さんで毎度買うのが、植物の本。今読んでいるのは、魔法(?)や薬として使われてきた植物について。それが終わったらトニックウォーターの元となるキニーネについての本が待っており、楽しみだ。先週末はEnglish Gardenについての本を買ってみた。次にどこの庭園を訪れるか、アイディアを貰うつもり。