Surrey Hills ハイキング
ロンドンの南に位置するSurrey州は日帰りハイキングにおすすめだ。特に春夏の輝かしい太陽と共に、空気も澄み切ったエリアで歩くのはとても気持ち良い。
中でも、お気に入りはDorkingというエリアだ。この駅の近くにはワイナリーのDenbies Wine もあり、美しい葡萄畑が広がる。
Dorkingからそのまま西に進むと、National Trustのエリアに入る。チョークの台地の上に草原が広がり、ところどころお食事中の牛とすれ違う。轍が出来ているも、草はぼうぼうに生えていて、アザミやバラの系統の植物がチクチク刺さる。気づけば足首に沢山ひっつき虫がついている。
Dorking Westから次の駅のGomshallまで大体全部で11 km。たまに雉を見かけたり、珍しいトンボが飛んでいたり。気ままに歩いていく。
春と秋、それぞれ訪れたが、やはり春がおすすめだ。黄色や白の花が一面に広がっていて、人間も殆ど見かけず、車や飛行機の音さえしない。牛のモーォという声や、虫のブーンと飛ぶ音だけ。もし天国が実在すれば、こんなところだろうか。
長いハイキング道を超えて、Gomshall駅の看板を見るとふと現実に戻る。道すがら地元の方に教えて貰った駅前の昔ながらのTea Roomで、英国菓子のLemon Drizzle Cake(シロップが表面にかかったケーキ。見た目はパウンドケーキ。霧雨のことを指すDrizzleがイギリスらしい)を頬張って駅へ向かう。よく歩いたからか、酸っぱさが沁みる。
駅のホームにつくと、見えた文字は「次の電車はキャンセル」。Gomshall駅はDorkingから分岐した小さな駅なので、1時間に1本しかない。なのに更にキャンセルときた(イギリスではよくある、電車の遅延+キャンセル…)。結局タクシーでDorkingに戻った。何をしているんだか笑