鉛色の空の上
またもや出張で、やっとロンドンに帰ってきた。着陸すると、フランス語圏だった機内から、ボーディングブリッジに足を踏み入れた途端、いつものヒースロー空港だ。それを感じると少しホッとする。
街は、あんなに美しかった紅葉が落葉してしまったところが多く、代わりにクリスマスライトアップが少しずつ増えてきた様子だ。鉛色の空、16時には真っ暗の冬のロンドンだ。
さて、今回往路は夕方の便だったのだが、同様に曇天の中出発。しかし、離陸して少し高度が上がって見えたのは、雲海と眩しいほどの夕焼けだった。
どんなに曇りでも太陽は常に照らし続けているんだよなぁ。
"Every cloud has a silver lining" (どんな悪いことにも良い面がある)という諺を思い出した。