As London as possible

ロンドン駐在生活を200%楽しむ

Stoke on Trent 陶磁器で栄えた街

ロンドンから電車で1時間半ほど北上した所にあるStoke on Trentは300年以上の陶磁器の歴史がある街。先週末はこちらに日帰り旅行をしてきた。

 

海にも面していない中部のこの街がなぜ陶磁器で有名に?というのは粘土、塩、鉛、石炭が豊富に採れるからだそうだ。海外への輸出で栄えていたものの、地産地消が進み、19世紀後半から需要が減り、第二次世界大戦以降更に衰退が加速したそう。

そのせいか、イギリス人にStoke on Trentに行ってきたという話をすると、ん?なぜ?という反応であるし、実際街を歩くと古いレンガ造りの陶磁器工場の廃墟が散見され、少しい寂しい街ではあった。やはり訪れてみないとガイドブックからだけではわからないものもあるなぁとつくづく感じた。

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そして、これは私の観察だが、イギリスの南部はLimestoneの所謂はちみつ色の石造りの家、海沿いは風が強いから石を並べた塀や屋根の家、中部はレンガ造りの家が多い印象だ。Manchesterもそうだが、中部より北は、街並みに重厚感を感じるのは、レンガ造りの建物が多いからだと推測する。

 

さて、お目当ての食器は?老舗で王道のWedgwoodは勿論だが、小花柄がいかにもイギリスらしいBurleighや、草木をカラフルに描くEmma Brigewaterは、当初想定していた以上に「これはいい・・・!」とストライクを打ってきた。 3店舗巡りリュックに盛沢山入れて帰宅。

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早速撮影会。

 

たかが食器ではあるが、生活に潤いを与えてくれるものだと実感。イギリス陶磁器の歴史に敬意を払いながら、大事に使おうと思う。