As London as possible

ロンドン駐在生活を200%楽しむ

Nativeから習うイギリス英語 天気の表現

今日のLondonの天気は一言で表現するとRubbish Weatherであった。朝から夕方まで所謂どんよりした曇り空。こういうときNativeは「ゴミ」天気というのだ。

 

もう少し風が吹いて雨が降ったり、黒い雲が立ち込めた場合にはLousy Weatherというのだ。雨が激しくざんざん降ったりすると、Terrible Weatherとも言う。Rubbishなんてちょろいもんだ。

 

逆に少しでも青空が出ると、Absolutely lovely weather!!やGorgeousGlorious とも言う。滅多に拝めない群青色の雲一つない空なんぞ出たらならばSpeechlessにまで到達するであろう。なんなら、皮肉屋気質故に、曇り空でもBeautiful Weatherとも言ったりもする。

 

変わりやすい天気で、お天気雨も多いUK。特にスコットランドは顕著だ。先日アイラ島に向かうバスで隣になった紳士と移動中会話していたのだが、その日はざんざん雨が降ったり、途中で見えた湖畔に虹がかかっていたり、とコロコロ天気が変わる日だった。

去り際に紳士は「Hope you will enjoy your stay in Scotland. I would say, weather will change.」と言われ、思わずありがとうと言おうとしたが、最後に「.. in a bad way or in a good way」と付け足された。かくっ。天気の話が好きなイギリス人だが、こういう挨拶の仕方もありかと学んだ一コマである。

ロンドンで購入したものベスト賞

ロンドンに来てから購入したものベスト賞を発表しよう(突然)。

 

★3位 Boseのスピーカー

Spotify/Radioにお世話になっている日々。持ち運び可能で、仕事机、キッチン、寝室、どこでも良質な音が聞こえるので、重宝している。

脱線するが、「Radio UK」のアプリが便利で長距離移動の際は電車内でも聞いている。お気に入りはSky NewsとHeart 80s(懐メロも聞ける)。日本からも聞けるので、本帰国後もBritish Englishが恋しくなったら、つけようかと考えている。

 

★2位 Bar Cart

完全に個人の憧れ。日本ではなかなか売っていない、洋画で良く見る部屋の隅にあってウィスキーやグラスが並べられているトローリー。ロンドンでは百貨店でも「Party sceneでも活躍!」なんて謳い文句と共に見かける。アンティークも含めて半年間調べて遂に購入。最後に悩んだのが、地球儀型のバーカート。北半球の蓋を開けると、ボトルを入れられ、蓋を占めれば16世紀頃の大型地球儀風。ただ、地図の質が悪いとのことで、二兎を追うものは一兎を得ず、に即して、地球儀は別に買うことにした(まだ諦めていない)。

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★1位 Bromptonの折り畳み自転車

ロックダウンをロンドンで過ごし、交通公共機関が使えない期間、最も欲したものは、車輪である。徒歩1時間以内ならば余裕で移動していたが、それでも限界があった。一人乗り自動車(?)、原付、Eスクーター等検討した結果、行きついたのは英国ブランドBrompton折り畳み式自転車だ。同僚から交通事故、自転車盗難の話を聞くに、持ち運び出来て、事故のリスクも少なめだと考えたためだ。スピードもちゃんと出るから正直驚いた。

天気が良ければ自転車通勤する(ちなみに執務室に持って上がらせてくれる英国人の柔軟さが好きだ)。Westminster、London Eyeを眺めながら並木道を走るのは心地が良い。サイクルレーンも最近拡張が進み、安心だ。

英国は自転車をバス・電車に持ち込むのがOK。私も自転車を持って、南部の港町Ryeでサイクリングしてきたこともある。観光地をスイスイ回れるのは最高。

 

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週末漕いできたテムズ川沿いの並木。紅葉が始まっている。

 

以上三つは生活面を支えてくれているものだが、他にもこちらで出会った英国ブランドもあるので、それは後日紹介することとしたい。

 

クラフトジン Sipsmith 蒸留所

良く晴れた夏の日、パラソルの下、10年ぶりに再会した友人と一緒に飲んだジントニック。

あまりにも強烈で素敵なジンとのロンドンでの出会いだ。続いて、スカイ島で少数生産というジンジャーが効いたジンの、カッと焼きあがるような痛快な喉越しと鼻に抜けるジュニパーベリーの香りで、完全にファンとなった。

 

さて、今回は仕事終わりにクラフトジンの火付け役Sip Smithの蒸留所のテイスティングイベントに行ってきた。あらこんなところに、という具合にロンドンの住宅街に突如現れる。

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ウェルカムドリンクに続き、ロンドンドライジンの歴史、蒸留方法の説明が始まる。レクチャーの合間に、主要なラインアップのLondon Dry Gin, Lemon Drizzle, Zesty Organgeがグラスに注がれる。そして最後は、最近販売開始となったというSipspresso。ロンドン発祥のEspresso Martiniと似て非なるものだ。口に含んだ瞬間優しくコーヒーのナッツの香りがするのに、飲んだあとに鼻に抜けた香りは完全にコーヒーだ。感動の切れ味と弾ける個性に魅了され、一本購入。

 

ツアーの最後には、ブランドのアイコンの白鳥をモチーフにしたマドラーをロンドンドライジンのミニボトル付きがお土産に貰える。(これでツアーはGBP 25とお得)。おしゃれか。

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こんなアフターファイブも悪くない。

牛タン丸ごと一本挑戦

急に葱レモン塩牛タンが食べたくなった。よしどうせならと、生まれてから一度も経験のない「タン塩焼肉 at 家」を思い立ち、お気に入りの肉屋さんへ。ちなみに新しいことへの挑戦はロンドン駐在期間中の一つのテーマでもある。

 

肉屋曰く珍しい部位だからか事前予約制とのこと。200 gを可能な限り薄切りで、と注文し火曜日に受け取りに行くこととなった。

 

さて、本日再び肉屋へ。「あのー、次回からでもいいんだけど、一本単位が基本なんだ?」とイギリス風に婉曲的に言われ、申し訳なさで丸ごと一本を購入。勿論薄切りもされていない。まぁ想定の範囲だ。周りのお客さんも「え?本当に?」と顔で私を見るが、玄人風を装う。

 

帰宅し封を開けてみる。おお・・思ったより大きい・・・味蕾が見える・・・。ご推察の通り、事前処理がされていなかったので、Youtubeを見て、下処理方法を学習。どこかの焼き肉屋さんの大将のしゃがれた声の説明で、懐かしさを抱いた。

 

20分ほど包丁で格闘した結果、食べられる部位が少なくなってしまったけれど、なんとか切り身が出来た。初回だから許してくれ。塩麹につけて、Staubのグリルパンで焼く。レモン葱塩ソースを作る。にんにくすりおろしを入れる。あ、明日朝から会議室でプレゼンするんだったと思ったが、もう後の祭りだ。

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出来た!うんっまっ!!!

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こりこりだけど、臭みもないし、噛みしめるほどに旨味。驚き。旨味には旨味で、とイギリスのIPAビールBeavertown Neck Oilで乾杯。明日のお弁当用に残しておこうと思ったけれど、無理だった。

 

いい包丁を買ってまたチャレンジしよう。

イギリスの園芸文化とNursuries

Nursuriesと言ったらどのようなイメージを浮かべるだろうか。私の場合、託児所や保育園だった。

 

しかしながら、「育てる」「栄養を与える」という意味から、園芸販売所も指す。

 

ガーデニングがカルチャーのイギリスにおいて、Nursuryは人気を誇る週末の目的地だ。屈強な紳士でさえも「趣味はガーデニング。春に備えてチューリップの球根をこの日曜は植えたよ」とほくほく語る様子は幾度と見てきた。

 

さて、英国文化の薫陶を受けた私がこの週末向かったのはロンドンの北にあるFincheley Nursuries。ガーデニングセット、苗木、植木鉢が売られているだけでなく、ダリアの花摘みが出来る。一本45 pという破格。多様な種類の中から、自分の気に入った花を連れて帰れるのは格別の楽しさだ。

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ティールームが併設されていて、緑に囲まれた中、パラソルの下、お茶を楽しむ様子は、イギリス人が好む素敵な風景だ。

Lina Stores イギリス発イタリアンレストラン

青山に今年上陸したというイギリス発イタリアンレストラン Lina Stores。ティファニーブルーのような色合いがイメージカラーで、生パスタが有名。LondonにはSoho、Kings Crossに、今月新たにCannon Streetにもオープンした。

 

正直言って、「イタリア発イタリアン」ではなく「イギリス発イタリアン」という謳い文句でも、英国料理を残念に捉えがちな日本で人気が出るのだろうか?という勝手な老婆心と興味から、調査に行ってみた!

 

アーティチョークのグリル、トリュフのタリオリーニ、レモンチェッロのデザートを頂いた。どれも美味しい。特にパスタは感動。

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食後はPaccheri(太いパイプのようなもの)と、マファルデ(太麺。フリフリがついている)をTakeaway。自宅で美味しいパスタを食べられるならば、在宅勤務にも楽しみを与えてくれそうだ。冷蔵なら2-3日、冷凍も可能とのこと。

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早速作ったのはフレッシュトマトとホタテのPaccheri。

 

ロンドンは美味しいレストランの宝庫だと改めて実感。Lina Stores是非お試しあれ。

 

Lina Stores Soho Restaurant
020 3929 0068
https://goo.gl/maps/J46qMqFosS45ULJQ9

 

リナストアズ 表参道
+81 3-6427-3758
https://goo.gl/maps/uHRtx3fbRP14gT4L9

 

 

007 Legend

何を隠そう007ファンである。ロンドン着任後真っ先に楽しんだものといえば、007 London Walking Tourであるほどだ。

 

そして、9月30日に満を持して最新作No Time to Dieの封が切られた。当日は巨大なスクリーンと爆音で鑑賞したいがために、Leicester Squareへ。ほぼ満席の会場。

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こちらは放映中に観客が声を出してもOKのようで、開始と同時にヒューッと歓声が上げり、私の隣の女性も、悪役が復活したシーンでは"Damn it"と呟いていた。

 

随所に散りばめられた英国の皮肉ネタに、一同笑いながら鑑賞出来る一体感は、イギリスの映画館ならではの経験だ。大満足だった本作品も007 Legendの仲間入りするであろう。

 

さて、"Legend"について。同僚にとあるお願い事をさっと済ませた際に言われたのが、Legend。「すごい」という意味だが、残念ながら言葉のイメージ程の深い意味はなさそうだ。